我が家には7歳(小2)の長男と4歳(年少)の長女がいます。
デジタルネイティブなふたりはスマホやタブレットを当たり前のように使いこなします。自宅ではFire TV Stickを使いYouTubeを楽しんでいました。
先日パパから「YouTube禁止令」がだされ、子どもと一緒に3ヶ月以上YouTube禁止の生活を過ごして、私なりにそのメリットとデメリットが分かりました。
我が家以外にも「YouTube依存症」になっている(笑)お子さまも多いと思います。
本ページでは私が感じたYouTube禁止のメリットとデメリットを紹介します。
子どものYouTube視聴を禁止したメリットとデメリットが分かる
目次
子どものYouTube視聴を禁止した理由
我が家の場合YouTube視聴を禁止した直接の原因は、長男とお友達のトラブルが原因です。
当時は我が家では子どもにゲームを与えていなかったのですが、YouTubeのゲーム系チャンネルが、お友達のトラブルの原因になっているように感じたのでYouTube視聴の禁止に踏み切りました。
子どものYouTube禁止のメリット
実際に7歳(小2)の長男と4歳(年少)の長女がYouTube視聴を禁止して分かったメリットを紹介します。
時間に余裕ができた
YouTubeを見なくなってYouTube視聴に奪われていた時間が無くなりましたので、子どもたちに時間的な余裕ができました。
YouTubeは面白い短時間コンテンツがエンドレスに見れる(=自動的に再生される)ので、子どもの「次が見たい」という気持ちがおさえられず、結果としてだらだらと長時間みてしまいがちです。
YouTube禁止後はAmazonプライムを中心に視聴していますが、Amazonプライムにはテレビ番組系のコンテンツが多く、そのほとんどが1番組およそ15~30分で構成されています。
「これで最後」と事前に言えば、しっかり視聴をやめることができます。
YouTube禁止することで、結果として子どもたちに時間の余裕ができました。
お勉強やご飯・お風呂・お着がえなど少し余裕が持てるようになりました。
言葉使いが良くなった
YouTubeを見るようになって特に長男の言葉使いが気になっていました。
あまりに子供に不適切な番組は見せないようにしていましたが、YouTuberの第一人者であるヒカキンさんの番組でも(十分に気を使われているとわかってはいるのですが)ちょっと気になる言葉使いがありますからね。
ヒカキンさんのYouTubeチャンネルはもともと高学年以上をメインターゲットにしているのかもしれませんが、小学2年生が使う言葉としては不適切と感じることがありました。
もちろん小学校にはいろいろなお友達がいるので、いろいろな言葉使いを覚えるのは当たり前です。
ただ親として我が子から悪い言葉をお友達に向けて発信させるのはいかがなものかと思っていました。
実際、YouTubeを禁止して言葉遣いの改善効果はてきめんだったように思います。
これまであった思わず「ん?」思うような発言をほとんどしなくなりました。
色々なことにチャレンジするようになった
YouTubeを禁止して時間に余裕ができたからでしょうか、その時間を使っていろいろなことにチャレンジするようになったと思います。
チャレンジするようになったというとちょっと大げさですけど、いろいろな発想で自分なりに遊びを考えるようになりました。
これって親である私たちからすると「子供が備えている当たり前の能力」だと思うのですが、YouTubeによって受動的にコンテンツを受け取るだけに慣れてしまうと、そちらのほうが楽しいので、実際に体をうごかすことが少なくなってしまいます。
YouTube視聴禁止で、子どもらしい遊びにいろいろとチャレンジするようになったのは親としてうれしいですね。
勉強(こどもちゃれんじ)への取り組む時間が増えた
YouTubeを禁止前は「あと〇〇分みたら、ちゃれんじ」みたいなことが何度もあったのですが、YouTube禁止後はほとんどなくなりました。
こちらの記事の中でも触れていますが、こどもちゃれんじなどを始める前に子どもがYouTube中毒になってしまうと、こどもちゃれんじなどには見向きもしないと思っています。
こどもちゃれんじ開始前に「YouTubeやゲーム、運動系の習い事などにどっぷりはまってしまっている」と言う場合(≒ある程度大きくなっている)は、こどもちゃれんじはつまらないと感じてしまうかもしれません。
逆に言うと、強制的にYouTubeを禁止したら、長男はこどもちゃれんじに取り組む時間が増えました。
こどもちゃれんじでも動画(とても良質な)が見れますので、YouTubeの代わりにこどもちゃれんじなどに取り組むのもよいかもしれないですね。
詳細はこちらの記事の「こどもちゃれんじが合わない子・・・とその対策」部分をご覧ください。
また最近ではこどもちゃれんじの動画コンテンツを見ることができる「しまじろうチャンネル」アプリもあります。
こちらは子ども向けに厳選された良質なコンテンツなので安心して見せることができます。
AmazonとGoogle抗争の行方を気にしなくてよくなった
我が家の動画コンテンツ視聴のメインデバイスはAmazon Fire TV Stickです。
AmazonとGoogle間のトラブルが激化し、Amazon Fire TV Stickを含むAmazon系のデバイスでYouTubeが見れなくなるかもしれません。
YouTube禁止前なら、ちょっと困ったなぁと思っていたところでしょうが、とりあえず我が家は気にする必要がありません。(笑)
子どもがYouTube視聴しないデメリット
知識・発想の柔軟さに欠ける(かも)
YouTubeにはいろいろな番組があります。
多くのYouTuberの皆さんが競うようにいろいろなネタの番組を提供しているので、その発想の斬新さが素晴らしく、そして面白いんですよね。
子ども視点で見ても
- 大人がアスレチックを本気で楽しんだり
- 人のいない店内(駅やゲームセンターなど)で鬼ごっこをしたり
- 色々なところで釣りをしたり
- レゴでいろんなものを作ってみたり
面白い番組が多いです。
こういった番組を見ることで、子どもにとって多様な視点で物事を見るきっかけとなると思います。
その意味でYouTubeは子供の発想の柔軟さにつながると思います。
YouTubeを禁止してこういった番組を見せられなくなったのは残念ですね。
ボキャブラリー(語彙)が増えない
これはメリットの「言葉使いが良くなった」の逆になってしまいますが、YouTubeを見なくなることで、子どもが「知らない言葉」に接する機会が減りました。
子供向けの本や番組は子供向けの言葉を中心に構成されていますので、子ども向けのボキャブラリー(語彙)しか増えません。
YouTubeのメリットとして大人向けやちょっとお兄ちゃん向けのコンテンツを見ることで予想外のボキャブラリー(語彙)が増えるということがあると思います。
まとめ
子どものYouTube視聴を禁止したメリットとデメリットをまとめてみました。
パパにYouTube視聴を禁止されたときは「大変かな?」とも思いましたが、YouTubeが無いなりに何とかなりました。
YouTube禁止してみて改めて思ったことは「YouTubeは依存(中毒)性が強いので、小さい子供には見せないほうが良い」ということです。
子どもたちが自分で物事の良し悪しをある程度判断できるようになるまでは、しばらくYouTube視聴禁止を続けたいとおもいます。
YouTubeを禁止して後のFire TV Stickの有効活用法としてFire TV Stickを使って子どもの写真や動画を見る方法はこちらの記事をご覧ください。
現在我が家もYoutubeを子供に視聴させている事で起こる問題に頭を悩ませています。
家にテレビがないため、子どもは楽しみとして一日一時間程度、PCでYoutubeを観ています。
ですが私も想定外だったのがコンテンツの不正確さです。
娯楽や視聴数稼ぎのために故意に間際らしく大袈裟な、時には嘘そのものの内容を面白おかしく配信しており、子ども達はそれらを素直に信じてしまいます。
Youtubeに溢れる動画には、面白くするため脚色されていて真実ではないものが沢山あるんだよ、と説明するのにも疲れてきました。
動画配信にはテレビのような自主規制がありません。寧ろアカウント停止を避けて巧妙に作られるだけです。
我が家もYoutube視聴を止めようか悩み中です。
考える人さん
そうですね。YouTubeはYouTuber個人が作成するものなんで倫理的なものは個人まかせになってしまいます。
大人であればある程度の判断はつくのでしょうけど、子どもだと難しいですよね。
YouTubeKidsであればある程度は避けられると思いますので、もしまだお試しでなければ一度見てみてください。