マリオット・spg会員サービスが2018年8月18日から統合|新会員サービスってどんな感じ?

マリオット/spgのロイヤリティ会員サービスが2018年8月18日より統合されました。

本ページではspg陸マイラーを自称する私こみゅが

  • 新マリオット/spg会員統合サービスでサービスがどのように変更になるのか
  • 新マリオット/spg会員統合サービスでspgアメックスのサービスはどのように変更になるか

をご紹介します。

新マリオット/spg会員統合サービスで何がかわる?

マリオット/spgのロイヤリティ会員サービスが2018年8月18日より統合されました。

マリオットからの買収合併により「いつかは来る」と言われていたspg・マリオット会員サービスの変更。
ついにspgとマリオットの会員向けロイヤリティ会員サービスが一緒になりました。

SPG-new-program

ポイント名称の変更

それでは新spgプログラムでなにが変わるのでしょうか。
spgプログラムからみて一番分かりやすい違いは「ポイント名称の変更」です。

これまでスターポイントと呼ばれていたspgポイントが、今後のマリオット/spgの合同会員サービスを見据えて、単なる「ポイント」と呼ばれるようになります。

ホテル利用・カード利用で貯まるポイントの変更

ポイントプログラムの名称変更に合わせて、ホテル利用やspgアメックスカード利用で貯まるポイント数も変更になります。

100円利用ごとに貰えるポイント
  • ホテル利用() 3スターポイント → 6ポイント
  • spgアメックスカード利用(100円利用ごと) 1スターポイント → 3ポイント
 

 

もともとspgスターポイントとマリオットのリワードポイントは1対3で交換できたので、こちらの交換比率に統一するということですね。

3vs1

無料宿泊特典必要ポイントの変更

新しいspg会員サービスはマリオットとの統合会員サービスになるため、無料宿泊特典の必要となるポイント数が大きく変わりました。
spgとマリオット全てのホテルが同一基準でカテゴリー分けされ、共通となる新しい新ポイントプログラムで無料宿泊特典を得られます。

新しい無料宿泊特典プログラムでは「スタンダード」「オフピーク」「ピーク」の交換レートが設けられるようです。
「スタンダード」「オフピーク」「ピーク」それぞれの適用時期や新しいカテゴリー分けの詳細は追って発表されるようです。

カテゴリー スタンダード 8月1日有効 オフ ピーク2019年予定 ピーク2019年予定
1 7,500 5,000 10,000
2 12,500 10,000 15,000
3 17,500 15,000 20,000
4 25,000 20,000 30,000
5 35,000 30,000 40,000
6 50,000 40,000 60,000
7 60,000 50,000 70,000
8 (2019年新設予定) 85,000 70,000 100,000

こちらのカテゴリーですがspg基準でいえば今までは最高カテゴリーである「カテゴリー7」が30,000~35,000スターポイント(=90,000~105,000ポイント相当)でしたので、今後はよりお得なポイント数で無料宿泊できるようになります。
2018年6月29日に発表された新カテゴリーと必要ポイントは、マリオット系ホテルと、SPG系ホテルのちょうど中間となるようにバランスがとられていました。ホテルの格を合わせた公平性の高いカテゴリーになっています。

宿泊実績がspg/マリオットで統合

spg/マリオットの統一プログラムでは宿泊実績がspg/マリオットで統合されます。
より高ステータス会員になるためには宿泊実績を積み上げる必要がありますが、これまでspgとマリオットで別々に数えていた宿泊実績が統合されますので、より宿泊実績をためやすくなりました。

新しいエリート会員レベルの設定

新spg/マリオットの統一サービスでは新しいエリート会員レベルが設定されます。
spg基準で言えば「プラチナの上にプラチナエリートが追加」、マリオット基準で言えば「ゴールド会員以上が1基準上に格上げ」になります。

現在のSPG会員レベル

現在のマリオット会員レベル

8月からの エリート会員レベル

10~24泊達成のプリファードゲスト

10~24泊達成のシルバーエリート

シルバーエリート

ゴールドプリファードゲスト

25~49泊達成のシルバーエリート

ゴールドエリート

プラチナプリファードゲスト

ゴールドエリート

プラチナエリート

75泊達成のプラチナプリファードゲスト

プラチナエリート

プラチナプレミアエリート

100泊達成のプラチナプリファードゲスト

100泊+α

プラチナプレミアエリート アンバサダー

新しいエリート会員の特典

新spg/マリオットの統一プログラムでは新しいエリート会員レベルが設定に合わせて、各エリート会員の特典も大きく見直されています。

最大のポイントはゴールドエリート会員には「ラウンジへのアクセス」と「無料朝食」がつかなくなったことでしょう。(詳細は後述します。)
これはspg基準では「これまで通り」、マリオット基準で言えば「改悪」となります。

通常会員
0~9泊/年
シルバーエリート

10~24泊/年

ゴールドエリート

25~49泊/年

プラチナエリート

50~74泊/年

プラチナプレミアエリート

75~99泊/年

プラチナプレミアエリート

100泊/年∔α

 
 
 
 
   
   
     
     
       
         
         
         
         

無料の朝食は「ホテルのプラチナウェルカムギフト」として

無料の朝食はプラチナ会員からいただける「ホテルのプラチナウェルカムギフト」として選択できるようです。
しかもややこしいことにゴールド会員向けの「ウェルカムギフト」とプラチナ会員向けの「プラチナウェルカムギフト」とは異なるようですね。上の表にはプラチナウェルカムギフトのことはふれられていないのでちょっと分かりずらいです・・・。

公式サイトのQ&Aからの引用です。

プラチナ会員に提供されるプラチナウェルカムギフトでは、ポイント、アメニティ、朝食のいずれか1つを選択できます。ウェルカムギフトのオプションはブランドによって異なり、ザ・リッツ・カールトン、エディション・ホテル、マリオット・バケーション・クラブ、ゲイロード・ホテル、デザインホテルでは、朝食はオプションに含まれません。 コートヤード、ACホテル・バイ・マリオット、モクシー・ホテル、プロテア・ホテル&リゾートでは、新たに朝食もオプションに加わりました。現在ラウンジのご利用を提供しているブランドでは引き続き、ラウンジのご利用特典の一つとして無料の朝食が含まれています。

変わらないサービス

その他のサービスに関しては大きな変更はないようです。(ポイントの読み替えは必要)

特に便利だったホテルポイントからの航空会社マイル交換についてもこれまで同様に継続されるとのことです。
新プログラムでは60,000ポイントごとに15,000ボーナスポイントが追加で提供され合計25,000マイルを獲得できます。

また無料宿泊の4泊分のポイントで5泊できるなどの継続しています。

spgアメックスカードの特典はどうなる?

大人気のspgアメックスカードの影響はどうなるのでしょうか?

先程ご説明したように

100円利用ごとに貰えるポイント
  • spgアメックスカード利用(100円利用ごと) 1スターポイント → 3ポイント
 

とカード利用でいただけるポイント数が変更になります。

でも、これはもともと1対3で交換できたspgとマリオットの各プログラムの交換比率に対応したものなので、基本としてはサービスは変わらないと言ってよさそうです。

無料宿泊特典対象にマリオットが追加

spgアメックスカードの継続でいただけた無料宿泊特典。こちらの対象にマリオットホテルが追加になりました。
これまでもspgとマリオットでポイントは自由に交換できたのですが、無料宿泊券はマリオットでは使えなかったので、これでさらに使いやすくなります。

無料宿泊特典が使えるのは無料宿泊に必要なポイントが50,000ポイントまでのホテルとなりました。
これまでもSPGホテルの最上級カテゴリーであるカテゴリー7のホテルが適用外でしたので、これに準ずるようです。

spgアメックスでもらえるエリート会員資格は?!

spgアメックスカードによって得られるエリート会員資格はまだ良くわかりません

公式サイトにも「統合の影響でいくつか不具合があるから注意してね」とのコメントがありますが、実際Web上でいろいろな方からの報告でも「プラチナ会員」「ゴールド会員」それぞれに割り当てられている情報があり、何がただしくてなにが間違っているのか判断がつきません。

ちなみに我が家の場合はパパは「プラチナ」、私は「ゴールド」になっています。
もちろんパパも通常のプラチナの資格(=年間50泊)は満たしていません。ホントにプラチナだったらいいなぁ。

spgアメックスカードからしてみるとカード会員数に直結する大事なことなので、水面下でいろいろな交渉をされているのだと思います。がんばれアメックス!(笑)

新spgプログラムの最大の懸念

新マリオット/spg統合プログラムの最大の懸念、それは
「spgアメックスカードからの「マリオットゴールド会員」成りからの無料朝食&ラウンジアクセス権が得られなくなる(かもしれない)」ことでした。

実をいうとこちらについてはもともとのspg会員やマリオット会員からするとデメリットにはなりません。

spgアメックスと言う奇跡のカードからのspgゴールド会員⇒マリオットゴールド会員成りというメリットを享受していた人にとって改悪になったというだけです。
spgアメックスからのspgゴールド会員⇒マリオットゴールド会員成りは2016年9月からはじまったんですよね。
なのでそれ以前にspgアメックスカードを持っていた人は「マリオットゴールド会員」が無くても、十分魅力的な特典ということでカードを作られたということになります。

もともとspg会員資格とマリオット会員資格の差によって生まれた「奇跡的なメリット」だったので、仕方がないのかなぁと思います。
もちろんまだ「spgアメックス会員が新プログラムのプラチナ会員になれる」という可能性も残されていますので、まだまだ諦めるのは早いです。

遅くとも1~2週間で結論が出ると思いますのでしばらくお待ちください。

気になる情報

公式サイトのQ&Aに気になる記載がありました。

2018年に新たに導入されるクレジットカードはありますか?

はい、今年後半、魅力的なクレジットカードが新たに登場する予定です。SPGからは、アメリカンエキスプレス提携の米国の新しい豪華なクレジットカードが登場します。マリオットリワードからは、ChaseおよびVisa提携の米国の新しい消費者カードが登場します。

新プログラムのプラチナ会員権付のクレジットカードがでたら面白いですね。VISAから出るのかなぁ。
しかしマリオット交渉上手ですね。

まとめ

マリオットとspgの会員サービスが2018年8月18日から変更になりました。

マリオットとSPGの新統合会員サービス自身はそれほど大きな変更はないようです。
ただし、まだspgアメックスカードの会員特典があきらかになっていません。spgアメックスからマリオットゴールド会員特典を受けていた人にとっては大きな改悪となる可能性があります。

今後のspgアメックスからの正式な情報発信を待ちたいと思います。

 

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